SYU's TraveLog.
登録09.06.10
シンガポールからシェムリアップへ
なんとか無事に出発の目処がたち、搭乗ゲートより飛行機の中へと移動します。
値段の割には(1万円くらい、もっと早く予約すれば6000円くらいでも行けるみたいです)まともな飛行機。
座席も思ったほど狭くないし、悪くない感じです。
ただ、機内では飲み物も完全有料制なので、ジェットスターに乗るときは 飲み物を忘れないようにしましょう。
機内に入って飛行機が離陸し、巡航高度に達した頃、暇になったので機内誌をぱらぱらとめくります。
すると、ジェットスター就航都市の情報が載っているではないですか。
空港から町の中心までの移動手段と値段が表示されています。
これの情報があれば現地でボラレないですみますね。
タツノリのお土産にいいかもしれません。
こっそり2冊ほどいただいて帰ります。
いや、こっそりする必要はないのでしょうがなんとなく。
しばらく機内誌を眺めていたが、ふと窓をみてびっくりしました。
明らかにカンボジアの上空を飛んでいるはずなのに海が見えるのです。
・・・と思ったのはただの勘違いで、実はこれはカンボジア最大の湖、トンレサップ湖です。
乾季と雨季で数倍面積が変わるというトンレサップ湖、今は雨季なのでかなりの大きさに成長しているようです。
昔は雨季になると道路が寸断されて、移動が出来なくなることもしばしばあったのだとか。
しかし、聞くのと見るのとでは大違いです。
おもわずしばし見とれてしまいました。
さて、短時間のフライトも終了しシェムリアップの空港へと到着しました。
なんと、飛行機から 階段で降り、 歩いてターミナルへと向かいます。
ここが運命の時、できるだけこっそりとさっさと出国審査を抜けてしまおうとそそくさとターミナルに入ろうとしたところ、なんと航空券のチェックをしているではないですか。
なんとしてもここは切り抜けなければなりません。
チケットをなくしたふりをして係りの人にシェムリアップで降りる旨を告げました。
・・・が、親切にも 搭乗者のリストを引っ張り出してきて調べてくれるのです。
マジでカンベンしてください。
ほんっと、マジで。
出国審査を目の前にして、血の涙を流しそうになりながらトランジットエリアへと移動させられます。
トランジットの札をつけられて。
左右を屈強なジェットスターの職員に挟まれて(私だけ)、VIPよろしく連行されます。
途中何度か脱出を試みましたが、かないませんでした。
こっそり飛行機が出るまで隠れてみようかと思ったのですが、びったりとくっついてくる職員。
そんなにVIP扱いしてくれなくてもいいのに・・・
最後はトイレの個室のドアをノックしてあやうく乗り遅れそうになるのを教えてくれる程の特別扱い。
もう血涙がでそうなほど感謝してしまいましたよ。
チケットなくてもしっかり飛行機に乗せてくれましたし。
もう完全に特別扱いです。
ありがとうございます、次に合ったら覚えてやがれ!!
さて、残念なことに出発の時です。
やはりジェットスターの職員が私の左右について来ます。
なんでついてくるのかわけが分かりません。
ちなみにトイレからずっとです。
・・・逃げ出す隙もありません。
仕方がないのでとぼとぼとタラップをのぼります。
さて、シェムリアップからプノンペンまでは非常に短いフライトでした。
仕方がないので飛行機の中から眼下の道路をつぶさに観察します。
・・・何というか・・・川と湖が大きすぎて、陸路でプノンペンからシェムリアップまで移動しようとするとずいぶんと遠回りな道を通らなければならないように見えます。
直線であれば短距離なシェムリアップからプノンペンまでの道のりですが、実際に陸路で移動すると結構な距離になるようです。
ちなみにジェットスターの職員の方が、夜にもう一本シェムリアップからプノンペンまで飛ぶ便があるから、それに乗ればいいだろうとアドバイスしてくれました。
バスでプノンペンからシェムリアップまで移動し、再び飛行機に乗ってプノンペンに戻ればよいわけです。
バスで6時間かかったとして、プノンペンを12時前に出れば夜の7時の便には乗れそうです。
幸い飛行機は9時前にはプノンペンに到着するので、コストがかかるのを除けば問題ないでしょう。
ちょうどプノンペンからシェムリアップという行程はタツノリの行程と一致します。
そんなわけであっという間にプノンペンです。
ここから再びシェムリアップに戻らなければならないわけですが、迅速な行動が求められます。
そうそう、迅速な行動といえば先ほどの本が役に立ちそうです。
シェムリアップでもプノンペンでも、空港から市内まではバイタク(バイクのタクシー)で3ドルで十分らしいので、交渉はせず、3ドルの提示でこちらが折れなければ良いのです。
ハードな一日が始まりそうです(昨日寝てないし)。
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