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SYU's TraveLog.


登録08.03.19
8日目・ダイジェスト
朝8時にホテルを出た土屋先生と光君は、ヒロさんに挨拶してから出ようといことになった。

ヒロさんは普段、朝6時半に起きるというので部屋を訪ねる分には特に迷惑ではないだろうと考えたためだ。

結局3人で朝食を取ることになり、キャピトルの食堂に行く3人。

光君はスープとライスのセット(2ドル)を頼んだつもりだったが、スープに入ったライス(おかゆ)を食べる羽目になった。

土屋先生は朝からパイナップルとパパイヤ(1ドル)を注文する。

サカタ教授とは会えずに、ホーチミン行きのバスに乗り込んだ二人。

ホーチミンを出発してから、光君が今回走りきることの出来なかった15kmの区間をバスが走る間、二人は『この距離はどうすることも出来なかったのか?』ということについて話し合った。

バスの中から見ても結構な距離があるのを確認した二人は

『・・・さすがにへばった状態でこの距離は無理かもしれない』

という結論にまとまった。

と、右後ろの席に座る男性が異様に英語をよく喋るので『どこの国の人間だろう、アジア人のようだが?』という話になり、土屋先生が声をかけた。

するとなんと彼もまた日本人だったのだ、名前はヨシさん。

日本人独特の妙な訛りのない英語を喋る彼は、若いころにオーストラリアに留学していたのだと言う。

ちなみに彼はスキューバ・ダイビングのインストラクターでもある。

バスの中で話が弾む3人。

国境で手続きの間、ヨシさんが昨日知り合ったというシンガポール人の親子(父・娘・息子)と6人で食事を取る。

親父さんは55歳で仕事をリタイヤし、現在は一人旅を楽しんでいる最中だと言う。

なにやら大物なこのおじちゃんは食事代を全て出してくれた。

土屋先生が食事のお礼に手品を披露すると、彼は『夕食もおごるから、もっと見せてくれ』と言ってヨシさんを含む3人を夕食に誘ってくれた。

無事ホーチミンに到着し、待ち合わせをしたのが7時。土屋先生と光君は勝手知ったるホンコンホテルに宿を取り、シャワーを浴びて待ち合わせの時間まですごすことにした。

夕食の時間、シンガポールポ人のこのおじちゃん(リチャード)が結構な大金持ちであることが判明。

タイ・フィリピン・カンボジア・シンガポールなど、数カ国で仕事をしてきた実績を持つ実業家だったのだ。

所有する不動産物件数は世界各国に20を超え、さらに奥さんがシンガポール航空の○○○(個人が完全に特定できてしまうので伏せます)をしているのだと言う。そのおかげで彼は、世界中どこにでもサーチャージ+50ドルで旅が出来るのだとか。

今回の旅は、会う人間がみな非常にキャラクターが濃い。

土屋先生も濃すぎるほどには濃いのだが、それが普通に見えてくるのが不思議だ。

ただ、英会話のスピードの速さについていけない光君は、このとき英語の重要性を痛く感じた。

たらふくご馳走になった二人は、『海外に出る時に必要な能力』と『今回の旅で何を得たのか』を総括するために夜がふけるまで話をするのだった。



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